2013年02月13日

グラナダのパラドール(国営ホテル)

スペインには「パラドール」と呼ばれる国営ホテルが全国にあります。手元のリストを数えてみたら、AのAiguablavaからZのZamoraまで94か所も記載されていました。だいたいは古城や修道院、由緒ある貴族の館などの歴史的な古い建物ををホテルに改装したものです。

国営と言う響きからしてなんとなく質素な感じがしますが、スペインの場合はその格式からでしょうか、民間のホテルよりも高いぐらいの料金です。94のパラドールは均一料金ではありません。一番安いメリリャで1泊125ユーロ(1万6千円)、一番高いグラナダはシーズンを問わず一泊330ユーロ(4万2千円)です。スペインの物価からすれば随分と高いように思えます。

とは言えグラナダのパラドールはアルハンブラ宮殿の敷地内という特別な場所にある上に、たった40部屋しかないものですから、「数か月前には予約を」と言われるぐらいの人気です。私たちも半年前の6月に現地に電話をして予約をしました。このパラドールは、15世紀に建てられた修道院を改装したものです。パティオや礼拝堂には宿泊客しか入れません。

私たちは結局ここに数日間滞在しましたが、結論から言えば、「First but the last」(最初で最後)と言ったところでしょうか。確かにそのたたずまい、それをとりまく重厚な空気にはそれなりのものがあり、一度は宿泊する価値がありますが、いかんせん不便です。町まで下りればまた帰りには上らねばなりません。しかも夕飯を済ませての帰り道はほろ酔い加減の満腹状態です。アルハンブラの門から延々と続く坂道は、いくら美しいとはいえ息切れがします。次に来る時はこっちにしようと、すでに町の真ん中のホテルの下見もしてきました(笑)。

忘れないうちに、94のパラドールのうち一番人気と言われるグラナダのパラドールをご案内させていただきます。

高速を下りてアルハンブラへと上っていきます。正面に見えるのは雪をかぶったシエラネバダです。
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アルハンブラの入り口にはバーがあって、タクシー、宿泊客、宿泊客のゲストしか通れません。
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ここで名前を言ってバーを開けてもらいます。
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林の中の道を進みます。
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ホテルのエントランスに着きます。
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車を専用駐車場に止めて門をくぐれば美しい中庭が続きます。
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レセプションデスクから部屋までは、いくつもの扉を開けて、まるで迷路のようです。
パティオを囲む回廊にそって部屋が並びます。
2階と3階に40室。エレベーターはありません。
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室内は決して広くもなく、決して豪華でもありませんが、ある種の落ち着きがあります。
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窓の外にはアルハンブラの風景が広がります。
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町に出るには壮大な門を出入りします。
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途中の坂道には「アルハンブラ物語」を書いたアメリカの作家、ワシントン・アーヴィングの像もあります。
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アルハンブラから町へと、町からアルハンブラへのこんな抜け道もあります。
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ホテルの共用リビングにはここに泊まった数々の有名人の写真が貼られていました。
たとえばこれはモーガン・フリーマン。
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こちらはウンベルト・エーコ
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オマー・シャリフもいました。
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何はともあれ良い経験でした。

By 池澤ショーエンバウム直美

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2月11日(月): パンプキンスープを使った簡単ムニエル
posted by 池澤ショーエンバウム直美 at 23:58| Comment(0) | スペインライフ
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