2013年01月27日

オノ・ヨーコさんの「仕事力」

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明るくおだやかな日差しに満ちた、1月最後の日曜日です。
ちょっとあわただしい日が続いていて、昨夜も遅かったものですから、今日はゆっくりと目覚めたら、まだ郵便受けに新聞を取りに行く前に友からの着信がありました。

「読みました?今朝の『仕事力』。今朝の紙面の中でとても印象に残りましたよ。最終回なのが残念。」

ジョン・レノン&オノ・ヨーコ夫妻が東京滞在中に、よくホテルからタクシーで乗り付けてはモーニングコーヒーを飲んでいた、という築地の店をご贔屓にしている友ですから、「仕事力『心の光を消さないで』〜オノ・ヨーコが語る仕事」は日曜朝の楽しみだったのでしょう。

「仕事力」には、これまでにもいろいろな方々からのメッセージが掲載されてきましたし、すでに、白、青、紅、金と表紙の色を変えて書籍としても出版されています。さまざまな分野で活躍する方々の自らの経験や人生をふまえての言葉は、これから社会に出る人も、目下仕事の渦中にある人も、リタイアを考えている人も、すでにリタイアをした人も、その人なりに心を打たれる言葉に出会うことでしょう。

時として、それは、「人生力」と置き換えてもいいほどに、生きていくことへのたくさんの示唆を与えてくれます。

初回から最終回の今日まで、もう一度読み返してみれば、不思議なことに、前回とは心に残る箇所が少しばかり違っていたりするのもまた面白いところです。

*「一人で見る夢はただの夢」だけれど、「みんなで見る夢は現実になる」。私もそうやって仕事を実現してきました。(1月6日)

*境遇には恵まれていなくても、大変な環境に置かれていても、それをクリエーティブに変えていくのは「誇り」と言う力です。人間は、誇りを持たなかったら駄目になる、惨めになる。(1月13日)

*私は30歳前後でした。すでに平穏な人生ではなく、自分の仕事の展望にもプライベートにも確かな見通しはありませんでした。現在のあなたと似ていますか?ただ一つ問いただしたのは、「自分らしいか」ということでした。どんな時でも自分らしくいることが私には一番大事でした。(1月20日)

*私の夫ジョン・レノンは、息子のショーンを育てたいと主夫になりました。英国の保守的な環境で成長したジョンには、葛藤のある決断だったはずです。でも、自分にできる新しい役割を見つけ出したことは、とてもクリエーティブな生き方だった。(1月27日)

数年前のあるパーティーで、ヨーコさんにお会いしたことがあります。宇宙飛行士を思わせるような銀色の服をまとって、大きなサングラスをちょっとずらしたように顔にのせるヨーコさんは、もう70を越えたというのに、圧倒的な存在感で周囲の空気を「ヨーコ色」に染めていました。近づけば発散されるパワーが伝わってくるかのようでした。言葉を交わした夫が、帰り道で敬意をこめて言いました。「あんなに小柄なのに、あんなに強くて、あんなにクリエイティブでいられるなんて、、、、なんていう偉大な生き方、なんていう魅力的な人なのだろう!!」

ヨーコさんも来月でもう80歳。
そんな言葉がこれほど似合わない方も珍しいのではないでしょうか。

By 池澤ショーエンバウム直美


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1月27日(日):娘の食卓〜まわりまわるよ 時代はまわる

posted by 池澤ショーエンバウム直美 at 12:53| Comment(2) | 本、映画、コンサートなど
この記事へのコメント
 
 「仕事力」という記事にもともと関心がありましたが、こうやって一人の人のメッセージをまとめてくださると、そのうえご本人と会われた光景まで伝えられると、一層オノ・ヨーコさんの生き方をもっと理解してみたくなりました。

 ついでに”http://www.asakyu.com/column/”から、この仕事力が2004年から連載されていることを知り、名だたる方々の1〜4週間分の珠玉のメッセージを読み返して、現在のご活躍の源を知りたくなりました。
Posted by K at 2013年01月28日 08:01
いつもありがとうございます。Kさんのおっしゃるように、私も見落としていた部分を読みたいという気持ちになっています。目下、アマゾンに本を注文しようかどうか思案中です。私はやっぱりネットで読むよりは紙で読みたい古い人間です(笑)。
Posted by K様へ at 2013年01月28日 23:58
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