2012年05月25日

脳を鍛える10の方法

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昨日、「秋のビジネスクラスの旅」で紹介されたのは、通常のパッケージ旅行とはまるで異なる3つのものでした。何が違うかと言えば、移動をビジネスクラスと謳っていることのほかにも、名の知れた観光地を急ぎ足で周遊するのではなく、ひとつのテーマを持って行程を繋ぎ、宿泊するホテルにもこだわりを見せていることなどでしょうか。おそらくそれは、これまで何度も旅をしてきた方々、しかも時間とお金にある程度の余裕がある方々を念頭に組み立てられたものなのでしょう。

スペインでしたら、「銀の道」と呼ばれるローマ帝国時代に作られた交易路にして巡礼路を、メリダからヒホンまで南北に辿る11日間です。

ポルトガルでしたら、葡萄の収穫期に合わせてドウロ渓谷を巡る10日間ですし、フランスならば、パリは飛ばして、画家たちが愛した南仏の小さな田舎町をゆっくり巡る10日間です。

当然ながら、ご参加になった方々のほとんどは、旅慣れたシニアの方々に見受けられました。そんな場で、食と旅、そしてオリーブオイルの魅力について講演をする機会をいただき、資料を作っていたら、随分前に切り抜いたままほとんど読みもしなかった新聞記事を見つけました。読み始めて見ればなかなか面白く、旅をしようとするシニアの方々にとってのヒントもたくさん詰まっているのです。

簡単にご紹介させていただきます。

「あなたの脳を鍛える10の方法〜いかにしてアルツハイマーになるのを防ぐか」は、世界最大の高齢者NPOであるAARPのBeth Howardさんがワシントンから発信した記事です。ワシントンポスト紙からのこんなコメントもついています。私の切り抜きは、今年の2月7日のジャパンタイムズのものです。

「Don’t forget: Just like the rest of the body, the brain needs exercise and stimulation to stay healthy as it ages.」 
(他の身体の部分と同じく、脳にも運動と刺激が必要なことを忘れないように)

その1 Get Moving
よく運動をする人は、そうでない人より30〜40%もアルツハイマーのリスクが少ない。
からだを動かす人は、記憶力の衰えも少ない。理想的には1週間に150分の運動が好ましいが、たとえ15分の運動を週3日定期的に行うだけでも脳の状態を保つには効果がある。(イリノイ大学)

その2 Pump some iron
1年間、バーベル上げのハードなプログラムに参加した年配の女性たちのグループは、からだに優しい運動をしていた女性たちのグルーブよりも13%ほど記憶力が優れていた。からだにストレスを加えることは、脳を活性化させる。(ブリティッシュコロンビア大学)

その3 Seek out new skills
クロスワードを日常的に楽しむだけではなく、たとえばスドクやブリッジなど、頭を使う新しいことを学ばなければいけない。あまりインターネットを利用しない中高年の人たちに1週間ネットサーフィンをさせると、決断力と推察力が増加した。(UCLA)

その4 Say “Omm”
ストレスを慢性的にかかえこむとは記憶力を減退させる。ストレスを上手に回避すること。(ハーバード大学)

その5 Eat like a Greek
魚、野菜、果物、ナッツ、豆、オリーブオイルを多く摂取する地中海型食事法はアルツハイマーになるリスクを34%から48%も引き下げる。(コロンビア大学)
たとえ加工品であろうとも、果物や野菜のジュースを週に3杯以上飲む人は、週に1杯以下の人に比べ、アルツハイマーを発症させるリスクがきわめて低い。(ヴァンダービルト大学)

その6 Spice it up
黒胡椒やシナモン、オレガノ、バジル、パセリ、ジンジャー、バニラなどのスパイスは脳に活力を与える。特にカレーに含まれるターメリックは効果がある。しばしばカレーを食べる人は記憶力テストのスコアが高かった。また、インド人はアルツハイマーの発症率が低い。(セダースシナイ医療センター)

その7 Find your purpose
人生の目的を持つことは頭脳を明晰にする。950人の年配者の調査結果によると、調査開始時に自分の人生にはっきりとした意図を持っていた人たちは、その後7年間のあいだにアルツハイマーを発症する率が、そうではないグループよりも低かった。(ラッシュ大学)

その8 Get a social life
友人および社会的ネットワーク、豊かな社交生活を持つ人は、アルツハイマーになるリスクが低いことが15年間の追跡調査の結果明らかになった。(カロリンスカ研究所)

その9 Check vitamin deficiencies
加齢と共に、必要とされる栄養の全てを食べ物から摂るのはむずかしくなる。特に気を付けなければならないのはビタミン12である。B12は脳を元気にし、思考力と記憶力を保持させる。(ラッシュ大学)

その10 Reduce your risks
糖尿病や肥満、高血圧はアルツハイマーに繋がる要素を持つことを知り、食事法、運動などで、その改善に努めること。(カロリンスカ研究所)

今すぐにバーベル上げを始めたり、ブリッジを習うことはできなくとも、15分の運動や野菜ジュースを飲むことなら簡単にできますし、これら10の法則を心構えとして心に留めておくことは決して悪いことではありません。

そして気づけば、あるテーマを持った旅に出ようとする方々は、少なくとも1から8まではまず満たしている、あるいは満たすであろうではないですか。ええもちろん、皆様にはしっかりとお伝えいたしましたし、わが身も肝に銘じましたよ。

By 池澤ショーエンバウム直美



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昨日のグローバルキッチンメニュー http://blog.goo.ne.jp/naomiwakuwaku 
5月24日(木): 120歳への道はオリーブオイルで
posted by 池澤ショーエンバウム直美 at 08:46| Comment(0) | エイジング
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