2011年07月19日

競わず張り合わず、心地よく

 しばらくはこのバナーを置かせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
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 昨日朝一番に飛び込んできた携帯メールは6時52分。内容はと言えば、
「ナオミさん、おはようございます。素晴らしかった!興奮、感動、サッカーで世界一!」

 私はそ知らぬ顔で、「録画しておいてあげたわよ。見る?」
 いつもなら朝の散歩もかねて駅までJAPAN TIMESを買いに行く夫も、昨日ばかりはソワソワと一言、「見る!」。

「結果知りたい?」
「知りたくない。教えないで。」

 というわけで、お昼からのパーティーに備えてガアガアと掃除機をかけまわり、ゴシゴシと床をふきまわり、重い花瓶を落とさないように運んでは花を生ける私の汗水たらしての苦労など、まるで目に入らぬかのように、(ええ、確実に目に入ってはいませんね。掃除機の音も聞こえてはいませんね。)寝起きのままの甚平姿で長い足をソファの上に投げ打って、夢中になってテレビの画面に見入る人。時々聞こえてくる、「Oh My God!」という溜息や、「Great!」「Good Job!」などという叫び声。

 邪魔にならないように合間を見計らって、そっと聞いてみました。
「正直に教えて。あなたはどっちのチームを応援してるの?」
 その答たるや間髪も入れずに、
「もちろんNADESHIKOに決まってるじゃないか!!!」

 私は時間を気にしながらひたすらパーティーの準備です。機械音痴に加えて、スポーツ音痴の私には、いったい決着が付くまでにどれだけの時間がかかるのかもわかりません。もしもこのままお客様が来てしまったらと、甚平姿で毛むくじゃらの足を投げ出しているパーティーの主役であるべき人を横目で見ながら、気が気ではありません。

 幸い、大きな拍手と供に、なにやらメガネを外して目頭を拭いている人は、席を立って自分の部屋に戻って、お客を迎えるべく身支度を始めてくれました。

 お誕生日祝いに家族全員が大集合するというのに、ソワソワするでもなく、神経質にウロウロするでもなく、私が掃き残した床のホコリを指でつまむでもなく、いつものように悠然としているマイペースの人との共同生活にも、もう大分慣れました。あせったりイライラすることをやめて、そんな泰然自若さに慣れてしまえば、それはそれで心地良いもの。「ナオミ、ここ、もう少しきれいにしたら」などとも言わずに、だいたいのことは大雑把に、「部屋がきれいになったね。花もきれいだね。今日はきっといいパーティーになるね。」と言ってくれる人の大らかさ。

 この人と暮すようになってから、なんと言ったらいいのでしょうか、とても楽になりました。大らかさも、それなのにいざと言う時に見せる信じられないほどの集中力も、「自分でコントロールできないことは忘れることさ」という潔さも、知識も、思考力も、論理性も、私がどう頑張ったって真似のできないもの。

 競うことも張り合うことも、全てを放棄してしまえることがこんなに心地良いものだとは、これもまた、年を重ねて教えられた知恵の恵みかもしれません。

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今週のグローバルキッチン http://blog.goo.ne.jp/naomiwakuwaku 
7月19日(火)予定: 奇跡のパーティーの行方 
posted by 池澤ショーエンバウム直美 at 15:51| Comment(0) | パートナーシップ
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