2010年12月03日

共同生活はシーソー遊び

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 オフィスがあってちゃんと出かける場所がある夫と、どこにもない私。
 やることがたくさんあって忙しい夫と、実はそうでもない私。
 何度目かの滞在で町をよく知っている夫と、知らない私。
 イタリア語ができる夫と、できない私。
 次から次へと新しい計画を考える元気いっぱいの夫と、帯状疱疹あがりの私。

 その他にも、たくさんの「あるvsない」「できるvsできない」があって、ここでの私はだいぶ気弱です。あんなにしつこく残っていた痛みだって消えて、そろそろ1人で遠くの町まで探検に繰り出したっていいのに、寒いからとか、雨だからとか、果ては「今日中にこれを片付けなければならないから」とか、何だかんだの理由をつけては出不精になっています。そのくせ退屈したりしているのですから、まるで私らしくありません。独立独歩のはずがとんだ依存症です。

 昨日、仕事から帰ってきた夫が、「ナオミ、痛み止めもってきてない?」

 初めて聞くそんな言葉とつらそうな様子に、いったいどうしたのかとたずねれば、背中の筋肉が痛いとのこと。もっと詳しく聞いてみれば、痛みの場所は左後ろのウエストあたり。一緒に生活するうちに次第に似てくる夫婦がいるとは聞きますけれど、まさかアレではないでしょう、と思いながらも、数週間前の我が身におきたできごとをなぞり始める私。あの時は、私もただの筋肉痛かと思っていたのです。

 ここらへんから私はムクムクと元気になり、それまでのダラッとした様から、テキパキと采配をふるうまでに大変化。

 「休んでいてね、ほら、ソファーで楽にしててね。
  急いで薬屋さんまで行ってくるから。アスピリンよりはイブプロフェインがいいわね。
  胃にも優しいっていうでしょ?」

 と、脱兎のごとく飛び出したのでした。買ってきた薬をすぐに飲ませて、ひとまず安静にさせて、今度はもうすっかり暗くなってしまった町へと再び買い物に走りました。外で食べる予定だった夕飯をキャンセルし、暖かくて消化が良いものを求めて、何と電車に飛び乗ってしまったのです。行き先は2つ先の中央駅。そこまで行けば、アジアの食材を売っているお店があって、
ウドンでも、お豆腐でも手に入ることがわかっていたからです。

 かくして、昨夜の夕飯は、煮込みウドンと、青梗菜のあんかけ豆腐、オクラのトマト煮、白菜と大根の即席漬けと言う、「おふくろの味」となりました。「おいしい、おいしい」と食べる夫の姿を見ながら、気分はたしかに「おふくろ」(笑)。そして気づけば、けっこうシャンとして、いつもの私に戻っているのですからおかしなものです。

 共同生活はギッタンバッタンのシーソーゲーム。向こうが上がればこっちが下がる、こっちが上がれば向こうが下がる、、、、

 そんな上がり下がりもなかなか楽しいですけれど、やっぱりシーソーの一番の醍醐味は、同じ高さでつり合って将来を語る時でしょうか。

 朝早く、夫は薬を持って仕事に出かけました。今の所は帯状疱疹の兆しはありません。
私は、突然目覚めた保護本能に勢いを得て、午前中に今日のノルマの仕事を手際よく片付けて、湧いてくるアイディアをどんどんと書き留めました。

そしてこれから、1人で町歩きに出かけます。地図を読むのが下手なので、紙に文字で道順を書きました。目的地はナヴィリオ運河です。どうしても水が見たくなりました。

(行ってきました。寒くて途中で毛糸の手袋を買ってしまいましたけれど、3時間近く歩きまわりました。やっぱり行ってよかった、、、、、)
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グローバルキッチン http://blog.goo.ne.jp/naomiwakuwaku 
12月2日(木):香りウットリ ポルチーニ茸のリゾット
12月3日(金)予告:グローバルキッチンのお助け部隊

posted by 池澤ショーエンバウム直美 at 02:24| Comment(0) | パートナーシップ
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